はじめに
「フルリモートなら、東京に住み続ける必要ってあるのだろうか?」
そんなことを考え始めたのは、働き方が大きく変わった頃でした。
毎日の満員電車。
長い通勤時間。
家族と過ごす時間の少なさ。
仕事は好きでしたが、「この生活をずっと続けるのか?」という疑問は、ずっと心のどこかにありました。
そして、フルリモート勤務が定着したことをきっかけに、私は家族とともに地元へ移住しました。
結果として、人生の満足度はかなり上がりました。
しかし同時に、移住して初めて気づく「孤独」や「東京との距離感」もありました。
今回は、地方移住とフルリモート生活を実際に経験して感じた、リアルな変化について書いてみようと思います。
フルリモートで地方移住して良かったこと
家族との距離が圧倒的に近くなった
これは間違いなく、一番大きかった変化です。
東京に住んでいた頃は、仕事と通勤で体力も時間も消耗していました。
帰宅する頃には子供が寝る直前だったり、休日も疲れが抜けず、どこか余裕がありませんでした。
今は、朝に子供とゆっくり話せます。
保育園の送り迎えもできる。
昼休みに少し散歩することもある。
「家族と一緒に生活している感覚」が強くなりました。
これは、収入やキャリアだけでは測れない価値だと思っています。
実家との距離が近くなった
地元に戻ったことで、実家へ気軽に帰れるようになりました。
子供たちも祖父母に会える機会が増え、かなり楽しそうです。
親世代も年齢を重ねていく中で、「近くに住める」という安心感は思っていた以上に大きいものでした。
特別なイベントがなくても、ふらっと会いに行ける。
この距離感は、東京にいた頃にはなかなか得られなかったものです。
子供が自然の中でのびのび過ごしている
地方に移住して感じるのは、子供の遊び方が変わったことです。
公園が広い。
人が多すぎない。
自然が近い。
虫取りをしたり、走り回ったり、季節を感じながら遊んでいます。
都会では「お金を払って体験するもの」が、地方では日常の中にある感覚があります。
子供にとっては、かなり良い環境なのではないかと思っています。
地元のおいしい店を開拓する楽しみ
移住後の楽しみの一つが、「地元のお店探索」です。
東京のように情報が大量にあるわけではないので、自分の足で探す感覚があります。
小さな居酒屋。
昔ながらの定食屋。
地元の人しか知らない寿司屋。
そういう店を見つけると、少しずつ「この街で暮らしている感覚」が出てきます。
まだまだ開拓中ですが、それも含めて楽しい時間です。
一方で、移住して感じた孤独感
正直、友達はほとんどいない
これは移住して強く感じた現実です。
地元に戻ったとはいえ、学生時代の友達と頻繁に会うわけでもありません。
しかもフルリモートだと、仕事で人と会う機会が極端に減ります。
気づくと、
- 家族以外とリアルで話していない
- 一人で作業して一日が終わる
- 新しい人間関係が増えない
という日もあります。
自由な働き方には、孤独もセットで付いてくるのだと思います。
東京の友達と頻繁に電話している
そんな中で、かなり支えになっているのが、東京の友達との電話です。
不思議なもので、距離が離れると逆に連絡頻度が増えることがあります。
仕事の話。
投資の話。
どうでもいい雑談。
「今でも繋がっている」という感覚は、精神的にかなり大きいです。
リモート時代は、物理的な距離よりも、「連絡を取る意思」のほうが重要なのかもしれません。
たまに東京に行きたくなる
これは結構あります。
やはり東京には、
- 友達
- 刺激
- 最新の情報
- 独特の熱量
があります。
「たまには東京で飲みたいな」と思うことは普通にあります。
ただ、家族全員で移動するとかなりコストがかかります。
飛行機代。
ホテル代。
食事代。
気軽に行ける距離ではありません。
そのため、仕事を理由に単独で東京へ行く機会を、少しずつ模索するようになりました。
出張。
打ち合わせ。
イベント参加。
そういう“口実”があると、少し行きやすいんですよね。
東京から友達が来てくれるとうれしい
移住して意外だったのが、「東京の友達が遊びに来てくれること」のうれしさです。
わざわざ飛行機に乗って来てくれる。
時間を使って会いに来てくれる。
それだけで本当にありがたい。
そして、地元のおいしい店を案内したり、一緒にサウナに行ったりしていると、「移住後の生活が誰かと繋がった感覚」があります。
これはかなりうれしい瞬間です。
フルリモート移住は、自由だけど万能ではない
地方移住というと、
- 自由
- スローライフ
- ストレス軽減
のようなイメージが強いかもしれません。
実際、それはかなり本当です。
ただ、その一方で、
- 孤独
- 刺激不足
- 人間関係の固定化
のような側面もあります。
だからこそ、「完全に東京を捨てる」のではなく、東京との接点を持ち続けることが、自分には合っていると感じています。
地方に住みながら、必要な時は東京へ行く。
この“ハイブリッドな距離感”が、今の自分にはちょうど良いのかもしれません。
これから移住を考えている人へ
地方移住は、「すべてが解決する魔法」ではありません。
でも、
- 家族との時間を増やしたい
- 通勤から解放されたい
- 自分らしい生活をしたい
と思っている人には、一度真剣に考える価値はあると思います。
特に、フルリモートという働き方が成立する職種なら、人生の選択肢はかなり広がります。
大事なのは、
「どこで働くか」よりも、
「どんな生活をしたいか」。
なのかもしれません。
FAQ
Q. フルリモートで地方移住して後悔はありますか?
完全に後悔しているわけではありませんが、孤独感は想像以上にあります。特に友達との距離や、人と会う頻度は大きく変わります。
Q. 地方移住すると人付き合いは増えますか?
人によります。自分から動かないと、新しい人間関係は意外と増えません。フルリモートだと特にその傾向があります。
Q. 東京に戻りたくなることはありますか?
あります。友達や刺激、街のエネルギーが恋しくなることはあります。ただ、今は「たまに行く東京」がちょうど良い距離感になっています。
Q. 子育て環境として地方はどうですか?
自然が多く、のびのび遊べる環境は魅力です。家族との時間も増えやすく、子育てとの相性は良いと感じています。

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